読解力を鍛える方法【中学生編】を早慶卒塾講師が伝授

中学生の国語の勉強法

アクセスいただきありがとうございます。ブログ管理人の講師Tです。

自分の息子/娘が国語の読解が苦手なんだけどどうやって勉強させれば良いのかわからない

そもそも文字そのものですらあんまり見たくないと子供が言っている

学校の先生や塾の先生に聞いても、国語はどうやって勉強したらいいかが結局よくわからない

こういった疑問をお持ちの中学生の保護者様は少なくないのではないでしょうか。

今回はこういった疑問に回答します。

この記事を読めば、国語の読解力の鍛え方がわかり、実際にお子様に何をどうさせれば良いのかまでわかります。

今回も早稲田大学・慶應義塾大学のどちらかを卒業し、大手IT企業の営業をし、その後個別指導塾講師/地域の小規模塾講師/大手塾講師/大手塾スタッフを経験した塾のプロこと講師Tが解説していきます。

今回の記事は東京大学教育学部の秋田喜代美教授が2006年に行われた「読解力育成のための教育実践とその評価http://www.p.u-tokyo.ac.jp/sokutei/pdf/vol06/p126-142.pdfを一部下敷きにして内容を考えています。

なぜあなたの中学生のお子様の国語の読解力が上がらないのか? その理由

学問的にはもっと細かく分析されていると思いますが、端的に理由は2つ、と言ってしまってもいいかなと思います。

①言葉を知らない(語彙力がない)

②言葉を知っていても、その言葉を使って自分の頭を使うことが少ない(想像・妄想・推理の実践が少ない)ため使えない(想像・妄想・推理の精度・解像度が低い)

この2点だと思います。言葉を知らなければそもそも本を読めないしいちいちわからない単語に引っかかるたびにわからなくなる)、言葉を使って想像・妄想・推理をしない/その能力(精度・解像度)が低いと他人の気持ち(小説/エッセイ)や、説明(論説文)を理解することはできません

大手塾で生徒と話していてよく聞く話だと、最近は国語が得意で偏差値70あたりの生徒は漫画(『ONEPIECE』や少女漫画等)やライトノベル(西尾維新の小説やいわゆる「なろう系」の『Re:ゼロから始める異世界生活』等の小説)をすごく熱心に読んでいることが多いです。そして、こういった生徒様はそういったお友達たちと盛んに議論を交わしています。『ONEPIECE』の中で好きなキャラは誰か?とか「あのシーンのあれは結局どういう意味だったのか?」とか、そういった議論ですね。あとはもっとのめり込んでいる生徒様だと二次創作(漫画のキャラをそのままにして改変して自分のストーリーを作る)している生徒様もいるようです。

つまり、比較的読みやすい漫画やライトノベルでちょっとずつ新しい言葉を身につけていって、その上でその言葉を使って自分の頭を使っている(友達とキャラ同士の気持ちを推測したり、自分で物語を作ったり)わけです。

だから、国語の成績が良くなるのですね。

あとは囲碁や将棋をやっている生徒様(なおかつ強い)も多いです。

一方で、国語ができない生徒様は「文字が書いてあるものはとにかく嫌で漫画すら読みたくないです」といった生徒様が多いです。漫画ですら読みたくないのですね。漫画の世界観設定を理解するために文字を読むのが苦痛、だということらしいです。

ではどうしたら国語の読解力を鍛えることができ、成績が上がるのか?家庭でも無理なくすぐにできる国語の読解力の鍛え方

まずは次のことをした方が良いでしょう。

漢字ドリルを買ってお子様にやっていただき語彙力(多くの言葉)を身につける

これは間違いなくやるべきだと思います。

しかし、国語ができないお子様は、そもそもそんな面倒なことをやる気にならない可能性が高い、と思います

ですので、そういったお子様には何をやっていただけば良いか? まずはユーチューブでも漫画でもドラマでもゲーム(RPGがいいです)でも何でも良いのでとにかく敷居の低いところから「ストーリーのある著作物」に触れされることです。物語には人物の感情の揺れが表現されています。それによってお子様が感動することを繰り返していけば、自分で「あそこのシーンはこれがこうだから良かった」とかいうように考えるようになります。そういった実践を積み重ねていくことによってしか、前には進めないと思います。また、もしお子様が感動した著作物があれば、「あの作品のここが良かった」とか積極的に話させてお話を聞いてあげてください。そこで「でも、この場面だと、この人物はこう思っていた可能性もあるね?」とかいった感じで違った視点の可能性も与えて議論を深めてあげる。そうやって実践を重ねていくと、人の気持ちが読めるようになり、小説の読解やエッセイの読解の精度が上がります

また、スポーツをやっているお子様のケースを考えてみます。例えばサッカーをやっているお子様であれば、サッカーは戦略や戦術が非常に多いスポーツなので、そういったことをよく考えさせることです。例えばお子様がサッカーの試合を見ているときに「あの選手はなんであそこに走ったんだろうね?」とか「なんであの場面でパスを回さなかったんだろう?」とかそういったWhy?(なぜなのか理由を尋ねる)系の質問をお子様に投げかけてみてください。そして推理させる。「そんなのわかんないよ」とか言われてもくじけず何度も質問してみてください。すると自分の頭で考えることになりますから、そこでお子様の思考力が伸びていきます。

これは他のスポーツでも同じです。あとは囲碁や将棋等も同じです。

戦略や戦術を考えさせる

ミステリ小説を読んで、犯人を推理させるでもいいです(これを国語が苦手な生徒はやらないと思いますが)。

論理力・推理力が付きますので、論説文の読解の精度が上がります

まとめ

今回は中学生の読解力の鍛え方について解説しました。

結論としては、

①漢字ドリルをやっていただく(語彙力の向上)

②敷居が低いところからストーリーに触れさせる(小説/エッセイ読解力の向上)

③スポーツをやっている場合は戦略や戦術を考えさせるよう仕向ける(論説文読解力の向上)

でした。

お役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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