転塾に失敗しないためのコツを早慶卒の塾講師が解説します

中学生の塾選び

アクセスいただきありがとうございます。ブログ管理人の講師Tです。

今行っている塾で成績が上がらないのだけど転塾しようかしら?

転塾しても、成績が上がらないかもしれないと思うのだけど、今の塾は信用できないし…もうどうしていいのかわからない

転塾して成績が上がるお子さんっているの? 実際のところを教えて欲しい

こういったお悩みを持たれる中学生の保護者様は少なくないのではないでしょうか?

今回はそういったお悩みを解決します。

この記事を読めば、ご自身のお子様が転塾すべきかどうか、転塾するとすればどういったタイプの塾に転塾すべきか、わかるようになります

早慶卒で大手IT企業で働いた後、個別指導塾講師/地域の小規模個人塾講師/大手塾講師/大手塾スタッフを経験した塾のプロである講師Tこと私が解説していきます。

今回も東大教授で脳科学者の池谷裕二先生の『受験脳の作り方』より知見をお借りしています。

転塾はすべきかどうか? 基本的な考え方

結論から申し上げますと、どんな塾に通われている場合であれ、転塾は基本的にすべきではありません。

それはなぜか?

理由は三つあります。

①転塾をした生徒でその後に劇的に成績が伸びた、という生徒は経験上あまり見たことがない

②高校受験の場合、成績がぐんと伸び始めるのは中3の夏休み以降であることが多いため、今の段階で成績が上がっていなくてもさほど問題ではない

③お子様に転塾するだけで簡単に成績が上がる、といった甘えのある考えを植えつけてしまう

保護者様の視点からすれば、「この塾にずっと通わせているのに全然成績も上がらないしお金の無駄」と思われるかもしれませんが、私が強く主張したいのは、成績を上げる、ということにはとても時間がかかりますし、しかも成績が上がってくるのは中3の夏休み以降であることがほとんどである、という経験上の事実です。

これは以前の記事でもお伝えしていますが、脳科学の忘却曲線(一度覚えたことはすぐ忘れる)の考え方に基づいた学習の基本は「繰り返し間隔を空けて何度も同じことを繰り返す」ことです。それが中1〜中3の夏までは常に新しい学習単元に取り組んでいるので、なかなか繰り返し同じ単元に取り組むということができません。ですが中3の夏休みに大抵の進学塾では中学三年間の総復習をし、その後の9月からは総合的な演習問題に取り組んでいきますから、そこでようやく繰り返しの回数が溜まってきてぐ〜んと成績が伸びていくのです。ですから、そこまでは待ってみましょう。

しかしながら、良い合格実績が出ている塾であれば、基本的には信用できる塾ですから、「今は我慢」と思ってお子様をお預けし続けておくのが良いでしょう。

こちらの記事もご覧ください。

③についてですが、「転塾をすれば成績が上がる」と思って転塾を続けている方もいますが、そういった方々はずっと転塾し続けていて、結果としてお子様が疲弊されていることが多いです。「転職すればもっと良い会社があるかもしれない」と思って職を転々とし続ける人とか「1週間の勉強だけで英語が話せるようになる」といった教材に騙され続ける人とか、「これを読めば百万円稼げる」といったブログやマルチ商法に騙され続ける人とかそういったものと同じで、これは明確に幻想です保護者様がそう思っているとお子様もそう思ってしまい、お子様が「甘えてしまいます」。つまり、勉強は結局自分自身がやらなければならない自分ごとなのに、「塾が悪かったから」とか、「先生が悪かったから」というふうに簡単に言い訳をするばかりで自分では何もしないお子様になってしまいます。依存心が強い人間になってしまいます。そういったお子様は大人になっても「会社が悪かったから」とか「親が悪かったから」と言うばかりで努力もせずに仕事もろくにしない人間になりかねません。

世の中で成果を出すのは大変なことです。楽して成果が出る、という甘い言葉に惑わされてはいけません。

私自身、大手塾の職員をしていた際に、「転塾したいのですが…」とお電話や窓口で言われた際、今の塾での学習状況や講師やスタッフの状況をヒアリングして、転塾すべきでない場合は明確にそのようにお伝えしていました。

転塾をするとしたらどういった塾に転塾すべきか お子様のタイプ別診断

それでも転塾をした方が良いのではないかという場合も、確かに、あります。お子様のタイプ別に考えていきます。

集団塾に通わせているけど、全然宿題もやらないし、授業でもあまり集中できていないらしい

→こういったケースは、もう「塾」という教育スタイルが合っていませんので、一度お辞めになるのもありです。まだお子様自身が勉強に対する覚悟ができていません。ですが、宿題をやらない中学生、というのは中学生の半数以上がそうだと思うので、まずは半年くらい塾にお預けされてみて、それでもダメであれば、辞めさせる、ということです。このパターンで他の集団塾に転塾させても、同じ結果(宿題もやらないし授業も集中できない)になるだけです。中3の夏以降、覚悟ができた段階でもう一度塾に入れてみることをお勧めします。あるいは、個別指導塾で1科目だけ取るとか、家庭教師を雇う、とかいったことを検討されるといいか、と思います。ある程度自分のペースでできて、しかも強制力があるのはこの2つ(個別指導塾/家庭教師)ですから。

家庭教師のノーバスでは無料体験レッスンも受け付けているようです。まずは無料体験レッスンを受けるところから検討されるのもありだと思います。

家庭教師のノーバス

集団塾に通わせていて、宿題もやっていて、授業も真面目に聞いているのに成績が上がらない

→このケースでは他の集団塾や個別指導塾に転塾されてもあまり意味がありません。転塾されたところで成績は上がらないでしょう。そのままその塾に通い続けましょう。

個別指導塾に通わせていて、最初はやる気がなかったのだけど、どんどんやる気が出てきて宿題もやるようになり、成績も上がってきたからそろそろ大手の集団塾に入れようかしら?

これは大正解の転塾です。そのまま大手集団塾に入り勉強仲間を手に入れればもっと伸びる可能性があるでしょう。

個別指導塾に通わせていてやる気もないし宿題もしない。やっぱり集団塾がいいのかしら?

→このケースはあまりおすすめできません。個別指導塾より集団塾の方がやはり一人一人に対するケアは薄くなりますから。個別指導塾にそのまま通い続け面倒を見てもらいましょう。

講師や塾のスタッフの人間性に問題を感じる

このケースは出来るだけ早く転塾しましょう。お子様にも悪影響です。そしてほどなくしてその塾は潰れるでしょう。

まとめ

今回は中学生のお子様が転塾すべきなのかどうか、転塾すべきだとしたらどういった塾に転塾すべきか、解説しました。

結論としては、基本的に転塾はすべきではないし、転塾してうまくいくこともないが、場合によっては(ごく稀に)転塾するとうまくいく場合もある、でした。

お役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました