アクセスいただきありがとうございます。ブログ管理人で塾講師をやっています塾長と申します。
「中学生の息子/娘がいて、高校受験に向けて塾に通わせようと考えているんだけど、集団塾と個別塾どっちも併用するのってアリ?」
「中学生の息子/娘がいて、高校受験に向けて集団塾に通わせてるんだけど、なかなか成績が上がらないから個別指導塾も併用するのもアリ?」
「中学生の息子/娘がいて、高校受験に向けて個別指導塾に通わせてるんだけど、集団塾にも興味があって…。両方通わせるのってアリ?」
このような疑問をお持ちの中学生の保護者様も少なくないのではないでしょうか?
今回はそんなあなたの疑問にお答えします。
この記事を読めば、集団塾と個別塾はどのように使えば一番効果的なのか、お子様の成績を上げるコツと併せてわかります。
(サムネイル:Hans LindeによるPixabayからの画像)
高校受験に向けた集団塾と個別指導塾それぞれのメリット・デメリット
それでは、高校受験というゴールを考えた時の、集団塾と個別指導塾それぞれのメリット・デメリットを挙げていきます。
集団塾のメリット
クラスや塾の勉強仲間と切磋琢磨しながら勉強でき、勉強そのものに対するモチベーションを保ちやすく、勉強習慣がつきやすい
集団塾ではクラス内でお友達が作りやすく、結果としてその仲間との絆の中で勉強に対するモチベーションが湧いてきます。実際に塾で働いていて「お友達の〜君/〜ちゃんが勉強を頑張って成績が上がったから、僕/私も勉強頑張らなきゃ」と言って勉強をやるようになるお子様は多いです。結果として勉強の習慣が付き、成績も上がりやすいです。
塾内での勉強仲間との競争があるので、偏差値や成績を上げようというモチベーションが湧きやすい
これは前のメリットと重複しますが、集団塾の方が、やはり「成績」や「偏差値」というプレッシャーにさらされやすいので、「成績を上げよう」とか「定期テストで十番以内になろう」という意識が湧きやすく、勉強のモチベーションを保ちやすいです。
カリキュラムが高校受験に向けて最適化されているので、最適な時期に最適な単元の勉強に取り組むことができ、高校受験に向けて最適なスケジュールで勉強していくことができる
個別指導塾でももちろん「お子様に合ったカリキュラムを組む」とは言われると思いますが、実際のところ、高校受験に向けた最適なカリキュラムは集団塾が提供しています。これが集団塾のノウハウの核となる部分です。やはり「この時期にはこれをやっておかないと受からない」というスピード感やスケジュールというものはあり、ここのペースメイクができやすいのが集団塾の大きなメリットです。
塾の中でお友達ができるので、自習室に誘い合わせていきやすく、その結果、自習室で学習する時間が増え、結果として成績も上がりやすい
塾の中でお友達ができると、「あの子が勉強しているから僕/私も自習室で一緒に勉強しよ」という気持ちになりやすいです。結果として、自習室に行く機会が増え、勉強をする量が増えるので、成績も上がりやすいのです。
個別指導塾に比べて塾代が安い
このメリットも大きいですね。5科目で取っても、集団塾は2〜3万円で済みますが、個別指導塾であれば2倍、3倍はしてしまいますね。
集団塾のデメリット
苦手な分野や科目ができると、塾からのフォローが薄くなりやすく、ついていけなくなる可能性や、苦手意識をより強く植えつけてしまう可能性がある
苦手分野が出来た時に、お子様をフォローしづらいのが集団塾のデメリットです。ここに関しては、集団塾はやはり生徒数が多いだけに、どうしてもフォローしづらいところです。
部活や課外活動などと両立しにくく、塾ありきでスケジュールを組む中学生活にしなければならない
集団塾は授業の曜日や時間が指定されているので、どうしても部活や課外活動との両立がしにくい、という事情があります。そのため、勉強以外にすごく打ち込んでいることがある中学生には、集団塾はなかなか両立は難しいですね。
講師や塾の雰囲気と合わないと、勉強に対するモチベーションが湧きにくい
やはり人間対人間なので、相性というものはどうしてもあります。講師の教え方や人柄とどうしても合わなくて、塾に来たくなくなる、という話は割とよく聞く話です。この点、集団塾は特定の講師と合わない場合にその講師を交替させるなんてことはしづらいですから、そういった場合に、勉強をしない方に行きがちです。
個別指導塾のメリット
部活や課外活動などど両立しやすく、スケジュールを組みやすい
個別指導塾であれば、曜日や時間など比較的指定しやすく、部活や課外活動と両立しやすいです。また、一度授業に出れなくても、振替制度で振替もしやすいですね。
自分に合ったペースで勉強できるので、付いていけなくなるということがなく、苦手分野を克服しやすい
個別指導塾であれば、お子様に合ったペースで勉強できるので、塾の授業についていけないなんてことは起こりにくいです。講師もお子様に合わせようとしてくれますしね。
一人(二人)で勉強できるので、授業がうるさくなるということがなく、授業では集中しやすい
二人以上で授業をする個別指導塾(個別指導塾と言うのには疑問がありますが…)もありますが、個別指導塾であれば基本的に講師と生徒は一対一で授業をしますから、授業も集中しやすいですね。
講師と合わないというときに、講師を交代することがしやすい
講師を交代することは集団塾であれば基本的にできないですが、個別指導塾であればできるところが多いですよね。ですから、講師と相性が合わないという事があっても、個別指導塾ではその課題は解決しやすいですよね。
個別指導塾のデメリット
自分のペースでずっと勉強していくと、高校受験に向けた最適なスケジュールで勉強できなくなりやすいので、個別指導塾だけで受験に挑むと不利
自分のペースでずっと勉強していくということは、特に苦手科目の場合は、受験における最適なペースからは遅れてしまうことになりがちです。ですから、高校受験を考えたときに個別指導塾でずっと自分のペースで勉強していては、高校受験では結局難関高校を受ける事が出来ない、ということになりがちです。
勉強仲間が作りにくいので、勉強に対するモチベーションが集団塾より湧きにくい
個別指導塾だと、集団塾と比べてやはり塾内での友達は作りにくいです。結果として、友達同士で誘い合わせて勉強をする機会も少なくなり、勉強に対するモチベーションも上がりにくいです。
受験勉強にはある程度の我慢や根性が必要だが、個別指導塾でずっと勉強していると、「先生や塾に成績を挙げてもらう」という受け身な意識になりやすく、肝心なところで自分で勉強をがむしゃらに踏ん張るための精神的な強さが養われない
高校受験には、最終的には勉強に対するモチベーションによって勝敗が左右されるという面があります。塾で働いている人間として実感として思うことは、最初から最後までコツコツと毎日勉強し続けられる生徒がやはり高校受験でも勝つ、ということです。コツコツと自習ができるということは、それだけ周りの環境に恵まれているということでもあります。自習室があって、一緒に自習する仲間がいて、励ましてくれる講師がいて。こういった環境はやはり集団塾の方が恵まれています。
集団塾よりも値段が高い
やはり個別指導塾の方が料金が高いですね。集団塾の2倍〜3倍程度の金額になります。
高校受験に向けた集団塾と個別指導塾併用のポイント
高校受験を考えた場合には、基本的にはまずは集団塾に通った方が良いと思います。勉強仲間や自習室の存在で、自習することになりやすく、結果として受験に勝ちやすいです。ですが、集団塾では苦手科目がさらに苦手になりやすいので、苦手科目だけ個別指導塾で取るのが一番良い集団塾と個別指導塾の併用のスタイルですね。
以下の記事で塾選びのコツについて解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
以下の記事で目的別志望校別のおすすめの塾を紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
まとめ
今回は集団塾と個別指導塾の効果的な併用方法について解説しました。
結論としては、集団塾と個別塾、それぞれに良いところがあるので、うまく活用しましょう、でした。
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